店舗型テレクラからスマホ型テレクラの歴史を分かりやすく解説!

平成生まれには分からない音声出会いコミュニティのテレクラとは?

今回は当サイトでもご紹介しているツーショットダイヤルの元になっている、店舗型テレクラについてお話をしていきたいと思います。

テレクラが世に知られ始めたのは1985年の風俗営業法改正後と言われていて、第一号店は新宿の「アトリエキーホール」もしくは「東京12チャンネル」と言われています。

まだインターネットや携帯電話すらない時代の出会い系の走りとも言えるサービス内容で、電話で見知らぬ女性と繋がり、出会いや会話を斡旋する事を目的としたお店でした。

平成生まれの子達にテレクラって知っているか?と聞くと7割くらいは『なにそれ?』と返ってきますが、残り3割はと言うと『あー、龍が如くでやった事あるね!』という返事が・・・これには、ジェネレーションギャップを感じると共に不思議な気分になってしまいました。

テレクラのシステムと遊び方

男性は、入店するとそれぞれ固定電話機とティッシュが設置されている専用の個室に通され、室内で女性からの電話が掛かってくるのを待ちます。そして、女性からの電話が掛かってきたら女性とお喋りを楽しんだり、エロ電話で性欲を解消したりしていました。

女性は、自宅や公衆電話などからフリーダイヤルを利用出来る為、男性のように店舗に足を運ばず楽しむ事が出来ました。この誰にも知られる事なく出会いを求め遊べるので着実に利用者数を伸ばしていきました。

また、女性との交渉次第では出会いの約束を取り付けたりして大人の社交場的な楽しみ方がなされていましたが、現在の出会い系でもお馴染みの売春や援助交際が頻繁に行われるようになり社会問題にまで発展する程でした。

受話器の早取りは神業の領域へ

女性からのコールは男性が待機している個室全てに転送され、一番最初に受話器を上げた部屋と繋がる仕組みが取られていました。

如何にして早く受話器を取るかが勝負になる為、何時間も神経を集中させ受話器に手を置いたり、あらかじめ受話器を上げておきフックを押さえて待機するような白熱した戦いがなされていました。

しかし、次第に転送されてくるコールを検知して自動で取り上げる機械等を利用して不正をする者まで現われた為に、一部の自治体では早取り制が禁止され店舗のフロント側で女性からのコールを一度受け付けて、順次各部屋に回して行くというターン制システムが導入されるようになりました。

店舗型から派生した自宅から遊べるツーショットダイヤル

本来のツーショットダイヤルとは、店舗型テレクラの興奮をそのまま自宅や公衆電話から遊べるようにした派生システムです。

ツーショットダイヤルを利用する為には店舗や書店などで販売しているツーショットカードを購入して店舗以外から利用する事が出来ます。

この画期的なシステムは当時注目されましたが、当時の店舗型の利用料金とツーショットカードの利用料金を比べた場合、その金額差が大きく言うほどには流行りませんでした。

行き過ぎた援助交際や割り切りが蔓延した結果・・・。

年々増え続ける未成年の援助交際や割り切りを問題視され、1995年に岐阜県を皮切りに青少年保護育成条例が改正され、以降全国の地方自治体でテレクラ規制条例が制定されていく事になり、初回利用時には男女問わず年齢確認が義務付けられるようになりました。

更にその後、追い討ちを掛けるように携帯電話やインターネットが一般的に普及し始めた事で、手軽に自宅から利用する事の出来る出会い系へと人が流れた為に店舗型テレクラは衰退し、出会い系一強の時代が長く続きました。

メール主体の出会い系が低迷し、ツーショットダイヤルが急上昇中!

メールを主体とした出会い系や数々のコンテンツを生むキッカケともなったガラケーも、2008年のiPhoneやAndroidといったスマートフォンの発売を受けて徐々に絶滅していきました。

その後、SkypeやLINEなどの無料音声通話アプリが一般人に浸透し、若い世代の男女の間で密かに音声を利用したエロ電話や出会い等に利用されるようになり、スマホ型テレクラであるツーショットダイヤルが徐々に若い世代を中心に広がってきています。

今回のまとめ

今回はテレクラの誕生から現代版スマホ型テレクラであるツーショットダイヤルまで駆け足で勝手に語らせてもらいました。

現在の店舗型テレクラは利用者数は出会い系一強時代よりも増えてはいますが、当サイトでご紹介しているツーショットダイヤルと比べてしまうと見劣りしてしまうかもしれません。

次回からは実際の使い方や番組の選び方などを詳しく解説していきたいと思います。

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